- 短いドメインにするメリットが知りたい
- 短いドメインのデメリットもある?
- 短いドメインの方がSEO的に有利なの?
新しいブログを立ち上げるとき、ドメインの決め方で迷ってしまうのが「短いドメインの方がSEO的にいいのか」という疑問。
まずは結論
ドメインは短いほどいい。
ただ短ければいいというわけでなく「できるだけ短く、ドメイン名だけでどんなブログかわかること」が好ましいです。
これが最適な独自ドメイン名の決め方となります。
また「短いドメインはSEOに直接な影響はないものの、間接的にあるのでは」というのが今回出す答えです。
そんな短いドメインには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
なぜ短いドメインが良いと言われるのか、その理由を解説していきます。
ドメインについて基礎知識をつけたい方注目の内容です。
それでは、さっそく始めていきましょう。
【1文字】世界で最も短いドメイン

現在取得できる最小のトップレベルドメインが3文字です。
2文字で取得できる時代もありましたが、現在私たちが実際に取得できる最小が3文字か4文字ドメインになります。探し回って、予算をかけて運が良ければ2文字といったところでしょうか。
そんな中、世の中には1文字ドメインというものが実際に存在します。
1文字ドメインは大変希少価値が高く、世界で数個しか存在しません。ときには驚くほどの高値で取引されることもあります。
1文字ドメイン一覧
- 「z.com」
- 「x.com」
- 「q.com」
- 「w.org」
- 「i.net」
- 「q.net」
- 「x.org」
GMOインターネット(株)が、2014年に「z.com」を8億円で取得したのは有名な話です。実際に「Z.com」という海外戦略のためのブランドを立ち上げ活動しています。
日産にはフェアレディZという車があるからかわかりませんが「z.com」は元々日産が保有していました。
また「x.com」は米国の起業家イーロン・マスクが所有していることで有名です。
かつてX.comというネットバンクがありました。世界初のネットバンクで創設者はイーロン・マスクです。
この「x.com」を使っている時もありましたが、現在は空のページに「X」という文字が表示されるだけの閉鎖ページになっています。イーロン・マスクはこのことについて「感情的に大きな価値があるため所有している」と話しています。
参考 : X.com | Wikipedia

2023年、Twitterの名前がXに変更されました!
イーロン・マスクはこの1文字ドメイン「x.com」をXに使うのではと言われています。
また「w.org」はWordPressが取得しています。
試しに「w.org」と入力すると「wordpress.org」にリダイレクトされているのがわかります。
WordPressが1文字ドメインを取得しているのは、頭文字「w」で直接入力するユーザーを取り込むためのブランド戦略でしょうか。
「z.com」を取得したGMOインターネット株式会社といい、やはり1文字ドメインや短いドメインの優位性を企業が認めているということにほかならないとも言えます。
短いドメインがSEOで有利な理由


それでは短いドメインがいいとされる理由を見ていきましょう。
世界が認めるSEOの専門家Cyrus Shepard(サイラス・シェパード)はこう言いました。
▼Cyrus Shepardのツイート翻訳
SEOは、次の理由で短いURLを推奨しています。
1)共有しやすい
2)エラーが少ない
3)GoogleのSERP/影響CTRに組み込むことができます
4)短い+キーワードが豊富なURLは、より高いランキングと相関しています
5)よりきれい
URLの長さはランキング要素ではありませんが、それでも良い考えです。
サイラス・シェパードとは?
世界的に有名なSEOの専門家。米国のSEOコンサルタントでありZyppyの創設者
サイラス・シェパードは、5つのメリットがあるということで短いドメインを推奨しています。
検索上位に直接的な影響はないが、間接的な良い影響はあるのではということです。
たしかに無駄に長いドメインより、短いドメインの方が好まれやすいというのは一理あるかと思います。
「
覚えてもらいやすい」「 好まれる傾向がある」「 指名検索につながりやすい」そのことからも短いドメインはSEOに直接な影響はないものの、間接的にあるという憶測ができます。
短いドメイン3つのメリット
- 覚えてもらいやすい
- 好まれる傾向がある(見栄えがいい)
- 指名検索につながりやすい(直接入力してくれる)
短いドメインには3つのメリットがあります。
ここで言うところの短いドメインは「3文字から6文字程度」です。
- 覚えてもらいやすい
短いドメインは、覚えてもらいやすくインパクトがあります。
まずはこれが大きなメリットと言えるでしょう。
逆に長いドメインは覚えてもらえる機会がガクンと減ります。
ブックマーク登録すればあまり関係ないかもしれませんが、短いドメインと比べると手打ち入力で検索される可能性は相当低くなると言えるでしょう。
- 好まれる傾向がある
短いドメインは見栄えがいいので、好まれる傾向があります。
このように、並べて比較してみるとわかりやすいです。
- A : 5文字「https://adcde.com」
- B : 10文字「https://abcdefghij.com」
- C : 15文字「https://abcdefghijklmno.com」
あなたはパッと見の印象で、どれが印象良かったでしょうか?
おそらくAのドメインが見栄え良く印象良いかと思います。
それに比べCはお世辞にも見栄えがいいとは言えません。
そのことから、やはりドメインはできるだけ短い方が好まれやすいと言えます。
UX(ユーザーエクスペリエンス)
集客手法で、UXという用語があります。
これは「ユーザー体験」を意味する用語で、簡単に言うとユーザーがものを買うときの大半は直感でなんとなくの感情で決めているということです。
そのために直感的に使えるようにしたり、見栄えが良いなんとなく好まれるデザインにするのがUX(UI)。



とりあえず、登録してみるか
このようななんとなくの感情で大半のユーザーは決めて、何らかの行動をしているということになります。



なんとなく良さげだから買ってみよう(見てみよう)
このように短いドメインというだけでも「なんとなく良い」ということで、相手が受ける印象がかわることが予想できます。
指名検索につながりやすい
指名検索とは、ブログ名や運営者名で検索されることです。
指名検索されるということはブログのブランド化がうまくいっている証ですし、SEOが強くなる傾向があります。
また、自ら検索して訪問してくるわけですから、そのような読者は行動意欲が高いと言えるでしょう。もちろん全てに当てはまるとは言えませんが、その読者の行動はブログにとってプラスの効果につながります。
短いドメインのデメリット
- どんなブログなのか「ブランド名」伝わらない
メリットばかりの短いドメインですが、欠点もあります。それは短すぎてどんなブログなのか伝わらないということです。
良いドメイン(ブログタイトル)選びはドメイン(ブログタイトル)だけでどんなブログなのか、どんな運営者なのかわかること。
ジャンル / 運営者 | ブログタイトル | 独自ドメイン(.com / .net / .org /.jp など) |
---|---|---|
オタク情報ブログ | ヲタ道ブログ | wotablog |
運営者Jさんの場合 | Jログ | jlog |
パソコン情報ブログ | あなたの街のパソコン情報屋さん | anata-pc |
ただ短ければいいというわけではありません。
ブログや運営者名と全く関係ない文字や数字のURL。ただちにそれがマイナスに繋がるわけではありませんが、SEO的や長期的に運用する面から見てもあまりよろしくありません。
ジャンル / 運営者 | ブログタイトル | 独自ドメイン(.com / .net / .org /.jp など) |
---|---|---|
オタク情報ブログ | ヲタ道ブログ | xxta0 |
運営者Jさんの場合 | Jログ | sugi3 |
パソコン情報ブログ | あなたの街のパソコン情報屋さん | koji34 |
デメリットは1つだけ
逆を言えば、短いドメインのデメリットは「どんなブログなのか伝わりにくい」この1つだけです。
短いドメインにすることでそれを上回るいくつものメリットがあります。
それをふまえて一番ベストな方法は「できるだけ短く、どんなブログ(運営者名)なのか伝えること」
それが最適な独自ドメインの決め方の極意と言えます。
まとめ&独自ドメインを無料で取得する方法


結論「独自ドメインは短ければ、短いほど良い。ただ短ければ良いというわけではなく、見ただけで何のブログかわかることが大事」
ということです。
例えば「たこ焼きのはちべぇ」というお店があったとしましょう。
超プレミアの1文字ドメインであっても「たこ焼きのはちべぇ」なのに「x.com」というドメインでは意味がありません。
それだったら「tako8.com」「hachibee.com」の方がドメインだけ見て意味がわかります。長期的な運用をするのであれば、後々この選択がプラスに働く可能性があるというのを覚えておきましょう。
また今回解説した「.com」「.net」「.org」「.jp」は、トップレベルドメイン(TLD)と言います。
TLDはドメインの基礎知識です。初心者向けに図解でわかりやすく解説しましたので、そちらも是非。合わせてご覧ください。
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最後までありがとうございました!また、お会いしましょう。
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